2014年8月10日日曜日

神宮参拝

三重県伊勢神宮に来ております


神職講習の実習ということで、正式参拝です。

子供の頃にも来たことはあるのですが、
こうして知識を得たうえで   
改めて参拝すると新鮮な気持ちがします。


式年遷宮の翌年ともあって、
社殿や宇治橋まど、全ての新しくなっていました。


その他にも、月読宮


御塩殿神社

瀧原宮


徴古館などを訪れました


神宮の近くには「おかげ横丁」という繁華街もあります。


お土産を買ったり、オシャレなカフェがあったり、
見どころ満載でした(^^)


そんなわけで充実した参拝実習でした!笑

以下、提出した私の感想文です。
興味ある方はどうぞ。笑

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 私は社家の出身であり、幼いときに家族に連れられて神宮参拝したことがある。
しかし、その時は神宮参拝の意味は全く理解していなかった。
実はついこの間まで社家でありながら神道についてほとんど知識を持っていなかったのだ。
今年の六月に実家に7年ぶりに帰省し、地域の急激な過疎化を目の当たりにした。
過疎化の進む地域の中で、先代、祖父、父が粛々を奉仕してきた神社とは、
神道とはなんなのか。そして、後世に何をどのように伝え残していくべきなのか。
このような心中で神職養成講習会受講を決意した。
 今回、今までとは違う思いの中で神宮参拝できることが非常に楽しみであり、
本宗である神宮からなるべく多くのことを感じ得たいと意気込んでいた。
 初日は豊受大神宮、皇大神宮別宮 月読宮 御塩殿神社を参拝し、
せんぐう館を見学した。 二日目は皇大神宮、皇大神宮別宮 瀧原宮に参拝し、
神宮徴古館、農業館を見学した。
 まず率直に感じたのは、一貫して徹底された清掃、手入れのゆきとどいた域内。
一つ一つのことが丁寧に確実にこなされていた。この丁寧な積み重ねは
遠く昔から全て繋がっていて、長い時間をかけて熟成されたように感じた。
御神楽やお祭り、遷宮の準備などに関しても同じである。
古くより続く考え方が、何もかも徹底されていた。
物事の順序の大切さ、積み重ねる努力を感じ、日々の自分の愚行が思い出された。
そして式年遷宮をはじめ、数々の祭祀や行事ごとは、常に人々の生活と強い結びつきがあり、
衣食住はもちろん、意志の疎通、団結力、思いやりと言った社会の礎となるもの。
全ての事は現在、未来の社会にも通ずるものであり、日本の国力の根幹だと感じた。
 今回の神宮参拝を通して神道の神髄が私なりに少し理解できた。
この経験を糧にし、これからも神道、国学を学び、教化することに努力していく所存である。
神道を学ぶということは、過去、今、そして未来までも見通す
”先見の目”を得ることにも繋がると思う。
温故知新。故きを温ねて新しきを知る。
真髄を見失わず、常に新しいことにも目を向ける。
本当に大事なことを繋げ伝えていくための柔軟な考え方の持てる人になりたい。

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